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Text File
|
1998-01-01
|
9KB
|
275 lines
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今さらという気がしないでもないけど
「沙羅曼蛇」ダイナミックパッチャ
bootsala.x
Copyright 1998 Igarashi
───────────────────────────────────
━━━━━━
これはなに?
──────
「沙羅曼蛇」(Copyright 1986 KONAMI, 1988 SHARP/SPS) のHDDインストール
を支援するプログラムです。
━━
詳細
──
「沙羅曼蛇」メインプログラムSALA.Xは、メモリアドレス$f0000~$fdfffの固
定領域をゲーム用ワークエリアとして使用しています。そのため、余計なデバイ
スドライバや常駐プログラムを組み込んでいると、このワークエリアが確保でき
ずに異常終了してしまいます。これがネックになって、多くの場合、HDDへのイ
ンストールはうまくいきません (正確にはメモリの使用状況の問題なのですが)。
bootsala.xは、この現象を回避するためのプログラムです。
━━━
使い方
───
1:HDD上に適当なディレクトリを作り、「沙羅曼蛇」マスターディスク中のファ
イルをすべてコピーする
2:1のディレクトリまたは、環境変数pathの通っているディレクトリに
bootsala.xをコピーする
3:以下のような起動用バッチファイルを作る
mux
msx -s soundprm.sal
msx -b14 bgmdata.sal
bootsala
mux -r
4:1のディレクトリに移動し、FD0に「沙羅曼蛇」マスターディスクを挿入し、
3のバッチファイルを実行する
※ 起動には700Kバイト程度のフリーエリアが必要です。
━━━━━
オプション
─────
'bootsala -?'などと未定義のオプションを指定すると、下記のような簡単な
ヘルプを表示します。
DINAMIC-PATCHER for 沙羅曼蛇 Copyright 1998 Igarashi
usage: bootsala [option]
-c<0-f> クレジット設定
-t<0-1> サウンドタイプ設定
-p<0-3> 残機数設定
-l<0-1> コイン投入口設定
-x<0-3> 最大クレジット設定
-d<0-3> 難易度設定
-s<0-1> デモサウンド設定
-o<0-1> モニタ選択
-m<0-1> テストモード選択
-g<0-3> 画面モード設定
デフォルトは -c0 -s0 -p1 -l1 -x1 -d1 -e0 -o0 -m1 -g0 です
bootsala.xで使用できるオプションを以下に示します。オプションの大文字、
小文字は区別しません。
-c<n> クレジット設定
n=0 1 COIN 1 CREDIT
n=1 1 COIN 2 CREDIT
n=2 1 COIN 3 CREDIT
n=3 1 COIN 4 CREDIT
n=4 1 COIN 5 CREDIT
n=5 1 COIN 6 CREDIT
n=6 1 COIN 7 CREDIT
n=7 2 COIN 1 CREDIT
n=8 2 COIN 3 CREDIT
n=9 2 COIN 5 CREDIT
n=a 3 COIN 1 CREDIT
n=b 3 COIN 2 CREDIT
n=c 3 COIN 4 CREDIT
n=d 4 COIN 1 CREDIT
n=e 4 COIN 3 CREDIT
n=f x COIN x CREDIT (プレイ不可)
-t<n> サウンドタイプ設定
n=0 テーブル筐体用
n=1 アップライト筐体用
-p<n> 残機数設定
n=0 残機数2
n=1 残機数3
n=2 残機数5
n=3 残機数7
-l<n> コイン投入口設定
n=0 投入口1つ
n=1 投入口2つ
-x<n> 最大クレジット設定
n=0 最大クレジット1
n=1 最大クレジット3
n=2 最大クレジット5
n=3 最大クレジット9
-d<n> 難易度設定
n=0 EASY
n=1 NORMAL
n=2 DIFFICULT
n=3 VERY DIFFICULT
-s<n> デモサウンド設定
n=0 デモサウンドなし
n=1 デモサウンドあり
-o<n> モニタ選択
n=0 NORMAL
n=1 UPSIDE DOWN
-m<n> テストモード選択
n=0 GAME
n=1 SELF TEST
-g<n> 画面モード設定
n=0 256*256 31KHz
n=1 256*256 15KHz
n=2 512*512 31KHz
n=3 512*512 15KHz
'-g'オプション以外は、DIPSW.SALによるディップスイッチ機能をオプション
化したものです (DIPSW.SALについては後述)。
━━━━━━
実行時の注意
──────
●bootsala.xは、以下のバージョンのSALA.Xにのみ対応しています。
SALA X 141119 88-09-29 11:58:00
ただし、bootsala.xには隠しオプションがあって…詳しくはbootsala.sを読んで
ください。
●ZMUSICなどのサウンドドライバは常駐解除しておきましょう。
●Timer-Dが動いていると、悲惨なことになります。Human68Kのバックグラウン
ド機能を有効にしている方は、TNB製作所のTDPAUSE.XやY.Nakamura氏のBGOFF.X
などでTimer-Dを殺しておきましょう。また、これらはMUX.Xよりも先に実行する
ようにしてください。例えばTDPAUSE.Xを使用する場合、起動用バッチファイル
の内容は以下のようになります。
tdpause
mux
msx -s soundprm.sal
msx -b14 bgmdata.sal
bootsala
mux -r
tdpause -r
●X68030対策として、bootsala.x内部でスプリアス割り込みを殺しているので、
sprious.x等は不要です。また、Xellent30(s)環境ではかまだ氏のSALA030.BFDに
よる、MUX.Xへのパッチが必要 (のはず) です (X68030では必要ないと思うので
すが…)。
●作者はX68030上でのみ動作確認をしています。
━━━━━━━━━━━━
X68000版「沙羅曼蛇」の謎
────────────
X68000版「沙羅曼蛇」の解析結果を少しだけ、以下に紹介します。X68ゲーマー
の間では常識かも知れませんが…。
●X68000版では、SALA.X起動時にカレントディレクトリからDIPSW.SALという3
バイトのファイルを読み込んで、アーケード版でいうディップスイッチの設定を
することができます (DIPSW.SALが見つからなかった場合は、SALA.X内部のデー
タが使用されます)。
1バイト目 (デフォルト:$00 = %0000_0000)
┌─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┐
│ │ 0│ 0│ 0│ │
└─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘
│ │
│ 0000 ... 1 COIN 1 CREDIT
│ 0001 ... 1 COIN 2 CREDIT
│ 0010 ... 1 COIN 3 CREDIT
│ 0011 ... 1 COIN 4 CREDIT
│ 0100 ... 1 COIN 5 CREDIT
│ 0101 ... 1 COIN 6 CREDIT
│ 0110 ... 1 COIN 7 CREDIT
│ 0111 ... 2 COIN 1 CREDIT
│ 1000 ... 2 COIN 3 CREDIT
│ 1001 ... 2 COIN 5 CREDIT
│ 1010 ... 3 COIN 1 CREDIT
│ 1011 ... 3 COIN 2 CREDIT
│ 1100 ... 3 COIN 4 CREDIT
│ 1101 ... 4 COIN 1 CREDIT
│ 1110 ... 4 COIN 3 CREDIT
│ 1111 ... x COIN x CREDIT (プレイ不可)
0 ... SOUND TYPE TABLE
1 ... SOUND TYPE UPRIGHT
2バイト目 (デフォルト:$ad = %1010_1101)
┌─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┐
│ │ │ │ │ │
└─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘
│ │ │ │ │
│ │ │ │ 00 ... 2 PLAYER
│ │ │ │ 01 ... 3 PLAYER
│ │ │ │ 10 ... 5 PLAYER
│ │ │ │ 11 ... 7 PLAYER
│ │ │ 0 ... COIN SLOT ONE
│ │ │ 1 ... COIN SLOT TWO
│ │ 00 ... MAX CREDIT 1
│ │ 01 ... MAX CREDIT 3
│ │ 10 ... MAX CREDIT 5
│ │ 11 ... MAX CREDIT 9
│ 00 ... EASY
│ 01 ... NORMAL
│ 10 ... DIFFICULT
│ 11 ... VERY DIFFICULT
0 ... DEMO SOUND OFF
1 ... DEMO SOUND ON
3バイト目 (デフォルト:$80 = %1000_0000)
┌─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┐
│ │ 0│ │ 0│ 0│ 0│ 0│ 0│
└─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘
│ │
│ 0 ... MONITOR NORMAL
│ 1 ... MONITOR UPSIDE DOWN
│
0 ... GAME
1 ... SELF TEST
X68000版では意味のないものもあります…ということはつまり、bootsala.xの
オプションでも実は意味をなさないものがあるということです。
なお、bootsala.x使用時には常に、DIPSW.SALの設定内容は無視されます。オ
プションを使用してください。
● キーボード操作による特殊機能一覧
・SHIFT+UNDO
→DOS復帰
・SHIFT+OPT.1キーを押しながら起動
→テストモード
・HELPキーを押しながら起動
→15KHzモード (※)
・INSキーを点灯させたまま、SHIFTキーを押しながら起動
→512*512ドットモード (※)
・SHIFTキーを押しながら起動、以下のようにLEDを点灯させ、OPT.1を
押しながらゲームスタート
かな ローマ字 コード入力
OFF OFF OFF ... ROUND 1
OFF OFF ON ... ROUND 2
OFF ON OFF ... ROUND 3
OFF ON ON ... ROUND 4
ON OFF OFF ... ROUND 5
ON OFF ON ... ROUND 6
→ラウンドセレクト
(※) … bootsala.x使用時には無視されます。オプションを使用してください。
━━━━━━━━━━
再アセンブルについて
──────────
Makefileを読んでください。
━━━━━━
その他の注意
──────
●bootsala.xは、私が勝手に作成したものです。コナミ、シャープ、SPSとは無
関係ですので、各社に対する問い合わせは御遠慮ください。
●例によって無保証です。各自の責任において使用してください。
●bootsala.xはフリーソフトウェアとします。同梱ファイルの内容の変更をしな
いことを条件に、配布は自由とします。
Jan 1 1998 いがらし